ときのゆげ – Nuage d’amour –
ガラスにエナメル絵付
hot worked and enamel painted glass
12×24×10 cm
[Comment]
掴もうとしては姿を眩ます不確かな美と愛おしさを追いかけて、ガラスの熱さや現実の見えなさに朦朧としながらも、それを現し繋いでいくことに意味があると思って続けています。ホットワーク技法を用いて熱いガラスとの対話を繰り返しながら形が現れてきます。その形に重ねる色彩と線描は再び熱を加えることで定着し、形はゆるやかに動きます。私はきっと異次元同士を繋ぐ装置としてガラス工芸を手掛けているのだと認識しています。
[Profile]
金沢卯辰山工芸工房 研修中
Kanazawa Utatsuyama Kougei Kobo
2018年 富山ガラス造形研究所卒業制作展 出展
2018年 富山市美術展インスタレーション部門 優秀賞
2019年 三重県伊賀市旧崇光堂「光のアート展」 出展